カーボンニュートラル推進本部キックオフシンポジウムを開催

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本学は2040年に向け脱炭素社会の実現に寄与するため、「カーボンニュートラル推進本部」を令和5年4月1日に設置しました。同本部は「研究推進?社会実装部」、「人材育成部」の2部門と附属ドラマチックウェザーサイエンスセンターからなります。同センターでは福井の風土を生かしたエネルギーや地球環境に貢献する技術開発を加速させるため、「ナチュラル?リソース研究部」、「コネクテッド?エネルギー研究部」、「サスティナブル?ライフ研究部」の3つの研究部が連携しています。
7月31日には、同本部のキックオフシンポジウムを開催し、北陸でカーボンニュートラル事業を進める産学官民から160名が参加しました。
開会挨拶では、本学の上田孝典学長は「産学官でカーボンニュートラルに関する10件以上の社会実装に取り組むとともに、地域の発展に寄与する次世代の人材輩出に努める次第です」と宣言しました。
続いて、稲田 朋美衆議院議員が開催にあたり、ビデオメッセージを寄せ「世界に福井モデルを発信する大きなチャンスです。福井のリソースを生かしたエネルギーづくり、ビジネスモデルのイノベーションを期待しています」とエールが送られました。また、滝波宏文参議院議員が出席し、「福井大がカーボンニュートラル技術を開発していくことをありがたく思う。カーボンニュートラル推進本部がビジネスをつなぐ、大きな推進力になっていただきたい」と期待を述べました。
パネルディスカッションでは、「福井県での脱炭素社会構築に向けたイノベーションの進め方」をテーマに、福井県内におけるエネルギーの課題や、継続性について議論が交わされ、産学官民金が一体となって取り組むことの重要性を再認識しました。
基調講演では福井県エネルギー環境部カーボンニュートラルディレクターの岩井渉氏が「脱炭素化に向けた福井県の取組み」をテーマに講演。続いて、株式会社ナカテック技術開発研究所長羽木秀樹氏、本学ドラマチックウェザーサイエンスセンターの廣垣和正准教授が現況における課題や関連技術を紹介しました。
このキックオフシンポジウムを皮切りに、これまで本学で培った研究?技術リソースを全駆使し、心豊かな生活と脱炭素社会の実現を両輪とした、カーボンニュートラルのモデルを創出していきます。

│ 2023年8月29日 │
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