「学生支援シンポジウム」を開催しました

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福井大学は6月19日、「障がい学生支援のこれから」をテーマに文京キャンパス(TV会議システムを利用し、松岡キャンパスからも参加)でシンポジウムを開催しました。

最初に、徳島文理大学総合政策学部の青野透教授が「障害者差別解消法の施行に向けて」と題し、クリッカーを用いた参加型講演を実施しました。障がい学生の特性に応じた「合理的配慮」が、国立大学や行政機関の法的義務となったことについて青野教授は「合理的配慮は、一人一人の障害の状態や教育的ニーズ等に応じて個別に決定されるものであり、学校や設置者に過度の負担等が生じない範囲で求められるものである」「可能な限り、設置者、学校と保護者等との関係者間で合意形成を図った上で決定し、双方が納得した上で提供されることが望ましい」として、合理的配慮を考える視点などを説明しました。

パネルディスカッションでは、本学教育地域科学部の石井バークマン麻子教授が大学教員としての合理的配慮に触れ、福井県発達障害児者支援センター?スクラム福井の福田晋介センター長が「将来の就労に向けた支援」と題してセンターの事業内容等を説明し、引き続き、指定討論では理解を深めるための情報共有を図りました。

本学教職員のほか、他大学の教職員、学校の相談員等50名を超える参加者があり、活発な意見交換が行われました。

│ 2015年6月30日 │
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