12月16日、17日に中華人民共和国でより質の高い教師教育のシステム構築の研究を行っているチームが、日本の教師教育システムを調査するため来学しました。本学は、教師教育の全国共通ネットワークの構築や、学習するコミュニティ構築を進めるなど特徴的な取り組みを行い、総合大学として唯一教員養成フラッグシップの指定を受けていることから調査地の一つに選ばれました。
調査チームは清華大学 石 中英(SHI Zhongying)教育研究院 院長、浙江大学 陈 时见(CHEN Shijian)教授、安徽師範大学 阮 成武(RUAN Chengwu)教授、東北師範大学 饒 従満(RAO Congman)教授の4人で、中華人民共和国を代表する総合大学や、重点化されている師範学校の研究者です。
チームは、16日に上田孝典学長、松木健一理事を表敬。その他、附属義務教育学校や連合教職大学院の連携校である福井県立羽水高等学校の探究学習を参観し、日本の教育現場を視察しました。
17日は大学?大学院と福井県教育委員会との協働連携の状況や大学院のカリキュラムについて説明を受け、調査チームはそれらの連携関係に対し多くの質問を投げかけていました。本学の教員も「海外の方との意見交換は自分たちの取り組みの新たな特徴を気付かせてくれた。今後も国際的な教師教育の研究交流を行い、本学の取り組みの中で生かせれば」と語り、双方にとって有意義な2日間となりました。